赤いだりあ。

思ったことそのまんま書くよ。

中途半端な場所。

家族は音に対してさほど敏感だけなほうではないけれど、眠りを妨げては申し訳ないから、携帯のアラームを一番小さな音量で五時半にセットしておく。

 

そのささやかな目覚ましで起きだして、パソコンでメールチェック、あとツイッターをちらっと見て、着替え、日焼け止めだけつけて、六時前に家を出る。

 

もっと暑くなれば、この時間帯にも人に多く出会うんだろうけれど、今はまだ人は少ない。

 

歩きながらなんとなく秘密っぽい場所に通じていそうな小道を見つけてしまうとどうしてもそこに入り込みたい。

 

道の脇に古びた階段があって降りていく

 

湿っぽくて暗い

 

澱んだ川だ

 

ヤミクロが棲息していそうで背中がぞうっと冷えてくる

 

さっき歩いてきた広い道路の反対側に通じている

 

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澱んだ川の両側、コンクリートの隙間からヒメツルソバがしだれるようにどこまでも。

 

 

急に視界が開けて見上げた空に薄くでもくっきりと白い月が見えた

 

明けていく空の月は

 

昨日から今日、夜から朝へと移っていく時間の意識を検める関所みたいだと思った

 

関所、という言葉が思い浮かんだのは

 

昨日録画したタモリの番組を(箱根の関所についてやっていた)ちらちら見ていたせいかもしれない。

 

初めて通る道の建物や庭を見る

 

さっきの地下の道もそうだけれど…

 

中途半端な場所ってなんかひっかかる

 

それが存在する意味はちゃんとあるのだろうけれど

 

ほかにはあまりなくて誰もあまり気にしなくて

 

立ち入るにはなんとなく気が引けて

 

でも自分はそんな場所がなんとなく気になる

 

中二階だとかロフトだとか地下室だとか。

 

子ども時代祖父母と住んだ建物には祖父母がやっていた店の一部が地下室へと通じていて

 

怖かったしあまり入り込んで遊んだ記憶はないのだけれど

 

入った途端に季節感や時間の感覚がすっと淡く消えて

 

意識ごと体全体が無防備になるみたいな感じがものすごくした。

 

中途半端だな、ここ、そう感じるような場所になんとなく無関心でいられない。